読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

三四郎の日記

ゲームのプレイ日記や日々の備忘録

自分が格闘ゲームをやらなくなった話

私は格闘ゲームが大好きでした。

学生時代は鬼神の如く対戦を繰り返し「相手が誰であろうと勝てば良い、勝率こそが全てだ」と思い込んでいたので、とにかく乱入しまくってました。おかげさまで地元でもかなりの腕前になっていたと自負しても良いでしょう。

 

しかし、強さに反比例して対戦相手は減っていく一方でして、最初は知人や常連連中もワイワイと乱入してくれてはいたものの、やはり対戦ゲームというものは勝てないとつまらなくなっていくもので、徐々に自分に対する乱入回数は減り、同じレベル同士での対戦が盛り上がっていくというコミュニティーが完成していきました。別にその事に関しては構わなかったんです。というより当時は全く気にしてなかったというのが正しいでしょうが。

 

そうこうして対戦が減るも、私は相変わらず誰であろうとスキあらば乱入するというスタイルは崩さずにいたわけですが、ある日事件が起こりました。いつも通りにゲーセンに向かうと、古くからの常連であり友人であるA君がいたので、久しぶりに対戦するかなんていう軽い気持ちで乱入して、あっさり勝ってしまったのですが、いつもなら笑いながら冗談の一つでも言ってくるはずのA君が、無言で乱入してきたのです。私は特に気に止めず、今日はえらいやる気だなーぐらいにしか思ってませんでした。数回対戦したところでピタリと乱入が止み、まだまだやなーと冗談交じりにA君のほうに行ってみると、A君は顔を真っ赤にして私をチラっと見てから席を立って、そのまま入り口のほうに去っていったのです。今までそんなことは一切なかったので、やりすぎてしまったとめちゃくちゃ焦ってました。

 

A君とはこのゲームを通じて、一緒に遠征に行ったり大きな大会に出たり、酸いも甘いも苦楽を共にしてきたこともあって、余計に感じることがあったのだと思います。

 

この一件を皮切りに、私は相手側の気持ちを気にしてしまうようになりました。

今まで対戦してきた人達は一体どう思っているのだろうか?負けてもニコニコと話しかけてくれる人達は本当は邪魔だと思っているんじゃないだろうかと・・・。

対戦ゲームというのは、負けた側の気持ちなんて一切気にしなくて良いです。

というより気にしてしまっては強くなれません。

 

実際は何とも思ってないかもしれませんし、A君とは今でも仲の良い友達だと思っています。それでも一度こういったことを考えてしまった私は、格闘ゲームをやらなくなりました。嫌いになったというわけではなく、自分の中で踏ん切りがつかない状態になったんだと思います。よくアニメなんかで見られる「今まで倒してきた怪物の正体が、実は同じ人間だったと気づいた時の主人公」の様な感じで、ハッと覚めてしまったというのでしょうかね。

 

これが自分が格闘ゲームをやらなくなった理由です。

今思い返してみると若さゆえの傲慢な考えですね。当時は力を抜くという事を知らず、ただ真っ直ぐにという気持ちが強かったんだなーと思います。なんでまたこんな話を書いたのかというのは、誰かに話したこともなかったし、別に隠す話でもなかったので、ブログに書いて黒歴史の一ページでも刻んでおこうと思ったからです。

いやほんと視野が狭かったんだなー。